このバフェット太郎の本を読んだ時に思ったが、
株式を所有して、配当をもらうという戦略をとると、
その資本家の側の思考に、気づかされる。
銘柄選択において、市場占有している、利益の高い会社の株を買うことだ。
その結果、
コカ・コーラとかが選ばれる。
で、じゃあ、コカ・コーラは、莫大な売り上げを誇るが、じゃあ、コカ・コーラが世界の人を健康にしているか、結果的に本当に幸せにしているのか?と考えてみると、微妙である。
しかし、とにかく、コカ・コーラの自販機はそこら中にあるし、みんなそれを買うことになる。
で、その結果、何が起こるのかというと、株主に配当として利益の一部を渡すのである。
つまり、コカ・コーラ社が、そうやって、売って、そこらじゅうの人がお金を払って、その結果、コカ・コーラを飲まない富裕層が、何もせず、株式をもっているというだけで、お金を受け取っているのである。
なぜなら、株式を持っている人は、会社の一部を所有しているということになっているからだ。
このやりとりは、他のたくさんの会社の株式も同じである。
人々にそれを、買ったり、消費したりするように、仕向ける大企業が、市民からお金を集めて、株主に配当として渡すというシステムが、株式会社なのだ。
国の税金は、国民全体からあつめて、必要なサービスや国民の利益に分配するが、
株式の場合は、売上からあつめた利益を、投資家へ分配する仕組みなのである。
カモからお金を吸い上げて、裕福な投資家にお金を渡しているのである。
つまり、税金と逆の方向にお金が動いているのである。
お金が十分ある投資家が、ますます金持ちになっていくのが、資本主義的な仕組みで、
それが資本家というものなんだろう。
つまり、株式をもって会社から配当をもらうことで、その視点をもつことができて、それ自体が、浪費を防ぎ、資本家のマインドを構築することにつながるということである。
で、
こんなことを書くと、俺は資本がないから株なんて買えない!と反論するかもしれないが、
意外と知られていないが、
コカ・コーラ株 今59ドルで買えるのである。
僕も、株式を買うまで、株ってすごく高くて手が出せないイメージだったのだが、
日本株の仕様が、そうなっているだけで、米国株は、簡単に手軽に資本家の仲間になれる。
日本株は、最近では単元未満株という仕組みにより数千円から買える。
つまり、株は、誰でも買える。だけど、説明されていないので、知らないだけ。
資本家は、いちいち、労働者に、資本家になるように啓蒙したりしない。昔「金持ち父さん」という本が売れたのは、それまで、資本家になればいいのに、という説明を丁寧に書いたものがなかったからだろう。
その本でさえ、株が簡単に買える話は書いていなかったはずだ、あの時は、まだインターネットが整備されていなかったのあるだろう。
とりあえず、今は、誰でも安価に株は買える。
知ってるか、知らないか、ただそれだけ。
株式は、システム的に、資本主義のコアだと思う。これを理解しないで、資本主義の世の中を生きるのは、カモになってしまう。と思われる。
誰も丁寧に説明してくれないが、配当を受け取るのが、もっとも学習効率が高く安全だと思われる。